柳鍼灸整骨院|院長Blog2021-01-14T23:46:28+09:00東京・大井町の柳鍼灸整骨院の院長の日常などをつづります。JUGEMN社長?http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=1002009-01-28T12:49:25+09:002009-01-28T03:49:25Z2009-01-28T03:49:25Z(前回より続く)
師走に入った頃、N社長から「兄貴、やりましたよ、今日のXX新聞の夕刊見てくださいよ」とメールが入った。早速新聞を買うとベッカムカプセルに関する小さな記事が載っていた。記事の論調は「世界でドーピングの対象になっていない酸素カプセルを日本...yanagiseitai
師走に入った頃、N社長から「兄貴、やりましたよ、今日のXX新聞の夕刊見てくださいよ」とメールが入った。早速新聞を買うとベッカムカプセルに関する小さな記事が載っていた。記事の論調は「世界でドーピングの対象になっていない酸素カプセルを日本で禁じるのはおかしい」というものであった。N社長は世界アンチドーピング機構(WADA)から「酸素カプセルはドーピング行為ではない」という文面を取り付け、その情報を新聞社に流したのである。N社長はまず突破口を開いた。
あとは日本アンチドーピング機構(JADA)がこれまでの見解を改めればよいのだが、JADAは「違反であるかないかを現在決められる段階ではない」というような抽象的なコメントを発表して逃げを図った。いい加減な判断を下しておきながら、時間を稼いであやふやな解決を狙うような役所的な手法である。ここでN社長は更に攻勢に出た。N社長はアメリカの製造元と連携して法的手段に出た。
年末に「兄貴、やりましたよ、各誌デカデカと載せてますよ」とN社長からメールが入った。
“ベッカムカプセル”法廷へ 「ドーピング見解で損害」という記事が各誌の3面に載った。10億円の損害賠償を求めるという内容であった。N社長の力強い次の一手である。損害賠償云々もさることながら、再びN社長が元気に営業で全国を飛びまわれる状況になってほしいものである。
私の机の引き出しには斎藤佑樹とN社長がオアシスO2の前でピースをしている写真が大事にしまってある。いい写真である。別に斉藤投手の生写真を大事にとっているわけではない。私はこの写真の中に、浮いたり沈んだりしながら必死に生きているN社長の生き様を感じる。「人間いいときもあれば悪いときもある。いちいち凹んでられませんわ」そんなメッセージを発している気がしている。
]]>N社長?http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=992009-01-19T12:22:23+09:002009-01-19T07:30:52Z2009-01-19T03:22:23Z(前回より続く)
N社長は多忙を極めていた。西荻窪で開設した酸素サロンには2台のオアシスO2を置き、そのオペレーションをするバイトを雇い、社長自身は日本全国にオアシスO2の営業で飛びまわっていた。サロンで日銭を稼ぎ、カプセルの販売でまとまったお金を稼ぐ流れ...yanagiseitai
N社長は多忙を極めていた。西荻窪で開設した酸素サロンには2台のオアシスO2を置き、そのオペレーションをするバイトを雇い、社長自身は日本全国にオアシスO2の営業で飛びまわっていた。サロンで日銭を稼ぎ、カプセルの販売でまとまったお金を稼ぐ流れが出来れば素晴らしい。
多忙の中、久しぶりN社長に会うとN社長は中古のベンツで登場した。
私「おーえらいのっけから景気えーみたいやな。いきなりベンツやないか」
N社長「社用車の扱いで買ったんですが、こんなのは中古のおんぼろベンツですわ」
私「そうか・・。わしも院を開業したときに社用車が必要やったから買ったが、ワンボ
ックスの軽自動車やったけどな。まあ悪いことは言わん、開業時は節約してキャッ
シュを握り締めておいた方がえーぞ」
N社長「大丈夫っすよ」
N社長はよくも悪くも勢いの人である。
その後、N社長は奮闘するが、事業は一進一退を繰り返した。カプセルが売れればまとまったお金が入って来るが、毎月出て行く営業経費やサロン維持費の負担は小さくなかった。やはり自営業者には資金繰りの問題が常についてまわる。気が付くとN社長はベンツを手放し、若いサラリーマンの運転する車の助手席に座っていた。若いサラリーマンは彼が以前勤めていた会社の後輩で、舎弟のように仕えていた。
その後、思わぬアクシデントがN社長を見舞った。日本アンチドーピング機構(JADA)が酸素カプセルをドーピング行為に準ずるものと見なし北京オリンピック前に使用を禁じたのである。これは全くナンセンス話で世界基準の決定ではない。現にオリンピック期間中他国選手は酸素カプセルを使用していた。
当然N社長の事業は窮地に追い込まれた。大学野球の選手を始めアマチュアスポーツ選手が西荻窪の酸素カプセルサロンに通っていたのだが、一斉に来られなくなってしまった。またスポーツチームにカプセルをレンタルするサービスの予約もキャンセルが相次いだ。N社長はやむなくまずは西荻窪のサロンを昨年末に閉じた。
サロンを閉店する少し前に私がサロンへ遊びに行くと、N社長は例の舎弟を相手にお茶を飲んでいた。暇そうであった。サロンでゴロゴロしながら今後の事を聞いていた。
私「どないや?」
N社長「もう滅茶苦茶ですけど、何とかしますから。業界の人たちは「困った困った」
言うても何もしないんで、ちょっと僕が動き出しているんですよ・・・」
N社長はよくも悪くも勢いの男、また逆境にめげない熱い男である。このまま沈んでいる訳はなかった。次回に続く。
]]>N社長?http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=982009-01-13T11:42:57+09:002009-01-13T02:42:57Z2009-01-13T02:42:57Zもう10数年来の付き合いのN社長という呑み友達がいる。良くも悪くも勢いのある男、人生浮き沈みの激しい男である。
Nは野球エリートである。広島の強豪高校で甲子園出場、その後S大学に進学し、大学4年生の主将時には元ヤクルトのO投手とバッテリーを組んで大学選手...yanagiseitai
Nは野球エリートである。広島の強豪高校で甲子園出場、その後S大学に進学し、大学4年生の主将時には元ヤクルトのO投手とバッテリーを組んで大学選手権では準優勝。球児としては最上級のキャリアとも言える。その後プロ野球の誘いを断りオリンピックを目指して、社会人野球・XX製鉄に進んだ。ここから不遇の時代を迎えた。私が出会ったのは社会人野球晩年の時期であった。XX製鉄を退社後、新興実業団チームの立上げに誘われて尽力したが、新興チームの運営が頓挫してしまった。気持ちを切り替えてビジネスの世界で頑張り始めたが、2度目の転職には失敗し、程なく小さな医療機器販売の会社に転職した。好きな野球から離れ、仕事も定まらずNの苦しい時期であったが、変わらず元気に酒を呑んでいた。Nは新しい会社で当時まだあまり知られていなかった「ベッカムカプセル(オアシスO2)」の販売を担当した。
Nは人脈を築いていく天性の能力が素晴らしい。年上の人からはえらくかわいがられ、後輩とはいつのまにか舎弟のような関係を築いてしまう。何か愛すべきオーラがある。Nは得意の野球人脈を中心に顧客を開拓し、順調にオアシスO2を販売していった。そして3年前の夏に「ハンカチ王子」こと早実の斎藤佑樹投手に行き着いた。この年の夏の甲子園で斎藤投手は3連投となった決勝戦で178球を投げても勝負がつかず、翌日も118球を投げて勝利した。最終回には147キロのストレートを投げていた。当然マスコミは「このスタミナは一体何なんだ」という話になっていた。そして翌日、その立役者としてNが民放4局のワイドショーにハシゴ出演していた。
Nはその年の夏の甲子園大会期間中、早実の宿舎にオアシスO2を持ち込み、斉藤投手はじめ選手達を毎日カプセルに入れていた。カプセル内は気圧、酸素濃度が高くて効率よく酸素を体内に取り込めるため疲労の回復に効果がある。実際に素晴らしい商品である。Nはみのもんたを相手にカプセルの効能、そしてどんな風に斉藤投手をサポートしていたかなど堂々と話していた。
その日の夜、私はNとささやかな祝杯を挙げていた。Nは見事に一山当てた。大会前の下馬評では早実は全くのダークホース、そして斉藤投手も別に注目の選手ではなかった。大会中にオアシスO2を宿舎持ち込む引き合いは他の強豪チームからもあったのにNは早実を選んだ。そして斉藤投手が驚異のスタミナを日本全国に見せつけた。呑みながら
私「しかしよく早実に狙いを絞ったな。物凄い嗅覚だな・・・」
N「いや、王さんなんですよ。今、胃がんで療養中でしょ。王さんは野球人からすると神様ですからこういうときは早実に勝ってもらわないかんと思ったんですよ。しかしこれも早実に話をつないで下さった○○さんのおかげです」
私「えー話や」
呑んでいる最中もマスコミや会社からひっきりなしにNの携帯に連絡が入っていた。
そしてこれを境にオアシスO2は爆発的に売れた。その会社では月間せいぜい5,6台しか売れていなかったカプセルは直後月間100台以上売れた。Nは会社から特別ボーナスを数百万受け取り、製造元のアメリカのメーカーからラスベガスにも招待された。Nは見事に浮上した。
その後Nは会社を退職して、オアシスO2販売事業、オアシスO2レンタル事業、酸素カプセルサロンを立ち上げ、N社長になった。
しかしながら・・・N社長は浮き沈みの激しい男である。次回に続く。
]]>往診http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=972009-01-07T11:08:55+09:002009-01-07T02:15:08Z2009-01-07T02:08:55Z週一回93歳のおばあちゃんのところへ往診に出かけている。もうじき一年になる。
およそ一年前、最初にお目にかかったときにはとても痛々しく気の毒な状態であった。腰を患っていらっしゃったのだが、寝返りも打てず全く動けない状態であった。高齢女性に多い骨粗しょ...yanagiseitai
およそ一年前、最初にお目にかかったときにはとても痛々しく気の毒な状態であった。腰を患っていらっしゃったのだが、寝返りも打てず全く動けない状態であった。高齢女性に多い骨粗しょう症があり、骨の変形が原因となって腰部の神経を圧迫しているのではないかという診断を整形外科では受けていた。なかなか厄介な状況ではあったが、いろいろな手を尽くしているうちにマイクロカレントという微弱な電流を使った治療が合ったのか、おばあちゃんは2ヶ月ぐらいで見違えるように元気になった。痛みから解放されて動けるようになったら、次に行うべきは筋力強化である。私は週一回往診の度に、雨が降っていなければおばあちゃんと散歩に出かけている。
93歳とは思えない程おばあちゃんはしっかりしているのだが、やはり耳はやや遠く、記憶は多少おぼろげない。半径15メートル以内の人が明らかに聞き取れるような大声で私は話しかけている。そして散歩中に交わされる会話とそのタイミングには定番がある。
・散歩開始後、約5メートルで
おばあちゃん「先生は大きいですね。何センチあるんですか?」
私「私は184センチあります。高校に入ってからすごく伸びました」
おばあちゃん「そうですか。いや〜大きいですね」
・散歩開始後、200メートルで
おばあちゃん「もうすっかり足が弱くなってだめです」
私「いえ、しっかり歩いてますよ。だめとか、そんなこと言わないで下さいよ」
・散歩開始後、約400メートルの商店街で
おばあちゃん「ここらへんは何売っているんですか?」
私「コンピューターの部品ではないですか」
おばあちゃん「私、コンピューターは全然わからないです」
私「私も全然分かりません」
これら定番パターンをいくつか経て、およそ1キロの散歩は終わる。
私は付き添いで歩いているのだが、私にとっても何か肩の力が抜ける心地いい時間とも言える。全く動けなかったおばあちゃんが元気に歩いている姿は嬉しいし、一緒にのんびり歩いていると何か優しい気持ちになれる。
私の母親は実家近所の養護施設で介護のボランティアーをしている。週2回半日ほど手伝っているのだが人手が足りず、もう一回来て欲しいと頼まれているらしい。しかし「さすがにしんどいから断っているのよ。私が介護受けてもいい年よ」などと言っていた。私は3年前にケアマネージャーの資格を取得し、介護現場で働いている人たちと共にケアマネージャーの研修を受講した。受講生は口をそろえて現場の人手不足を語っていた。介護の仕事は本当に大変な仕事だと思うが、社会に貢献できる素晴らしい職業であり、これからの日本には絶対に必要な「失業の極めて少ない」職業とも言える。
最近ニュースを見ていると、話題は徹底的に非正規雇用者の失業問題である。そのたびに私の頭の片隅には介護職のことが浮かぶ。求職中の彼らに介護の仕事を紹介すれば手を挙げる人は少なからずいるのではないだろうか・・・。住居を用意し、まずはヘルパーとしての職業訓練、資格取得の支援を行えば、いろんな人が助かるのではないだろうか・・。しかしながらニュースでは「農業、介護、医療分野の雇用創出・・・」と漠然とした内容の話以上は報じられてこない。政治、行政というのは単純に、迅速にものごとが進む世界ではないのは承知であるが、毎日繰り返される非正規雇用問題の報道を何とも歯がゆい気分で見ている。
]]>明けましておめでとうございます。http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=962009-01-05T15:26:57+09:002009-01-05T06:26:57Z2009-01-05T06:26:57Z本日より通常どおり診療しております。
正月休み中は中国・大連で過ごしておりました。連日、天才中国整体師の指圧治療を受け、旨いものを食べてすっかりリフレッシュしました。
本年も何卒よろしくお願いします。
ブログも今週からどんどん、いやちょこちょこ更新...yanagiseitai
正月休み中は中国・大連で過ごしておりました。連日、天才中国整体師の指圧治療を受け、旨いものを食べてすっかりリフレッシュしました。
本年も何卒よろしくお願いします。
ブログも今週からどんどん、いやちょこちょこ更新させて頂きます。]]>ご報告http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=952008-12-24T11:59:35+09:002008-12-24T03:10:45Z2008-12-24T02:59:35Z長らく更新をせず、大変失礼しました。
今後のことを模索していました。気持ちが固まったので久しぶりに更新させて頂きます。
これまで院長業とフットボールコーチ業の両立を目指し、六年余り精一杯頑張ってまいりました。
人の健康にたずさわる治療家のお仕事には大...yanagiseitai
今後のことを模索していました。気持ちが固まったので久しぶりに更新させて頂きます。
これまで院長業とフットボールコーチ業の両立を目指し、六年余り精一杯頑張ってまいりました。
人の健康にたずさわる治療家のお仕事には大きな責任とともに大きなやりがいがあります。そして患者さんが元気になっていく過程では喜びを分かち合い、私の方が元気を頂けるような幸せもあります。また鍼灸師として東洋医学の妙に触れ、それを生涯かけて探求していくことには奥深い愉しみがあります。
一方、アメリカンフットボールのコーチの仕事には選手・チームの成長にたずさわれる喜びがあります。学生時代には教員志望であった私にはぴったりの仕事だったのかと思います。そしてフットボールという競技の面白さ、のるかそるかのスリルに魅了されて早25年が過ぎました。
天職と思えるような二つの仕事に出会えたことは本当に幸せだと感じています。
しかしながら、この二年間はその両立に悩んできました。昨年富士通フロンティアーズに移籍し、この若い、伸び盛りのチームの一員として2シーズンを闘っていく中で「もう少しフットボールコーチの仕事に時間を費やすことができないものか」と感じることがとても増えてきました。フットボールコーチの仕事は練習フィールドでの活動時間よりも練習、試合に向けての準備や打合せに費やす時間が圧倒的に多く、その時間の確保がままならず悩んでおりました。
そして今シーズン終了後、いろいろ考えました。「院を閉めるか・・しかしそれでは私を頼りにして下さる患者さんに対して福田康夫と同じではないか・・・」等など。そして考え抜いた末、新しい両立の形に至りました。
来年2月より柳治療院は、高橋英樹院長をお迎えし、新しく「森羅 大井町はりきゅう院(院名予定)」へと生まれ変わります。高橋英樹先生は私が全幅の信頼を寄せる治療家であり、私が本当に心を許せる大切な友人でもあります。男子ゴルフ界の名だたるトッププロの治療を任されているだけでなく、東洋医学にも精通し、治療の引き出しの多い素晴らしい先生です。大井町の地でも多くの方々の健康のお役立って下さると確信しています。
私自身は非常勤の形で「森羅 大井町はりきゅう院」に関わってまいります。これまで私が治療をさせて頂いてきた患者さんにつきましては引き続き診療させて頂きたく存じます。常駐ではございませんので、ご予約を承る際に予約日時の調整を若干お願いする場合があるかもしれませんが、その折には何卒ご了承下さい。
この度の件、何卒ご理解頂ければ幸いです。そして今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。]]>プレーオフ 第一ラウンドhttp://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=942008-11-13T12:31:18+09:002008-11-13T03:31:18Z2008-11-13T03:31:18Z私がアメリカンフットボールのコーチを務める富士通フロンティアーズが今週日曜日にプレーオフの第1ラウンドを迎える。鹿島ディアーズという強豪チームである。春の決勝戦で敗れた相手でもある。力強く、堅実な良いチームである。プレーオフというのは「負ければ一年が終...yanagiseitai
フットボールのチームが勝つために、コーチと選手がすべきことは端的にまとめると2つ、「準備」と「発揮」しかない。日々の活動を通じて、体力・フットボールの技術を向上させる、またチームの戦術を整備するというような「準備」。そしてその「準備」してきたものを3時間余りの試合の中で「発揮」するということである。当然「準備」の段階にも「発揮」の段階にも心の強さが大切である。
試合で「発揮」するのに大切なのは「信じる」心の強さである。まずはここまで必死にやってきた「自分自身」「自分の積み上げてきた技術」を信じて力を出し切ること、そして共に闘う仲間を信じること。自分自身が苦戦しているとき、チームが苦戦しているとき、そこでぶれない強さが必要である。
結局、試合では「自分たちの力を出し切る以上のことは出来ない」のであり、どうやって出し切るかが勝負である。相手あっての勝負事ではあるが、本来向き合うべき相手は自分たち自身とも言える。
結果は後からついて来るものである。日曜日は「これが自分達の積み上げてきたことの結果なんだ」と納得の出来る闘いがしたい。
そして試合後には旨い酒が呑みたいものである。2杯縛り(酒を種類問わず2杯以上呑まないという誓い)を敢行している。勝利の暁には午後6時〜10時まで解禁と決めている。
]]>プレーオフhttp://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=932008-10-22T11:23:39+09:002008-10-23T00:35:31Z2008-10-22T02:23:39Z私がアメリカンフットボールのコーチを務める富士通フロンティアーズがリーグ戦4連勝でプレーオフトーナメントへの進出を決めた。
まず先制し、得点されたら突き放し、最後にダメを押す理想的な展開で勝利することが出来た。しかしながら手放しに喜べる状態とは全く言...yanagiseitai
まず先制し、得点されたら突き放し、最後にダメを押す理想的な展開で勝利することが出来た。しかしながら手放しに喜べる状態とは全く言えない。唸ってしまうような素晴らしいプレーが連発することもあれば、あり得ない凡ミスも連発する。ここらへんが本当に課題である。
一方、プレーオフと言えば、阪神タイガースが敗れ去った。2位・巨人に13ゲームをつけながら「メイクレジェンド」なる歴史的なV逸でプレーオフにまわり、1stステージで中日に敗れた。
ブログでボヤキや批判めいたことは述べるべきではないと考えているのだが、今回だけは言いたい。
「岡田、おまえはアホか!」
巨人が逆転優勝した日も、私は「しかし巨人もよくひっくり返したもんやな。まあ、これは気合の入ったプレーオフで久々に面白い伝統のGT戦になるな・・」と感じていた。あきらめなかった巨人は賞賛に値する。しかし翌日、岡田が福田康夫になっていた。こんな時期の引責辞任発表など、すねて投げ出したようなものである。まだ終わっていない、次勝てばいいのだ。こんなときこそ、ガハハと笑って「ジャイアンツの皆さん、おめでとう。この借りはプレーオフで百倍返し、野球人生命を賭けて4タテします」ぐらいのことを言ってみろと。
文章を書きながら、血圧が上がってきた。タイガースのことはもういいだろう。
11月3日にリーグの優勝決定戦。そしてプレーオフ。楽しく、そしてミスに対しては厳しく選手達と頑張っていきたいものである。
]]>最近http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=922008-10-07T23:41:29+09:002008-10-09T13:24:08Z2008-10-07T14:41:29Zブログ、完全にさぼってしまった。
ブログを始めてまもなく二年。「石の上にも三年」とも言う、頑張ろう。
さて最近の出来事・・・。
★朝晩がめっきり涼しくなってきた。先日はタオルケットに包まり眠った。夏の闘いが嘘のようである。「自宅エアコンを一切使わず...yanagiseitai
ブログを始めてまもなく二年。「石の上にも三年」とも言う、頑張ろう。
さて最近の出来事・・・。
★朝晩がめっきり涼しくなってきた。先日はタオルケットに包まり眠った。夏の闘いが嘘のようである。「自宅エアコンを一切使わずにひと夏を越す」挑戦(http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=86)が完結した。自宅に帰るのが憂鬱で近所の飲み屋で涼むこともよくあった。「そんなアホな意地張らんでえーやないか?」と友人には言われたが、決めたことをやりきるのは気持ちよい。
★以前ご紹介した「たこ焼き屋」の続編である。この「たこ焼き屋」のお話(http://yanagiseitai.jugem.jp/?page=2&month=200805)はご好評を賜り、ブログをチェックして下さっている方々から「えー話やった」とか「今度是非行きたい」と言った感想を頂く。
このたこ焼き屋が最近は昼前からビラまきを始めた。今度はランチ営業を始めたのである。深夜3時頃に店を閉めて、12時前にはまた営業開始である。先日、昼どきにたまたま前を通るとおじさんとばっちり目が合った。入店しない訳にはいかない。メニューは北海道のハラス定食、生姜焼き定食、シーフードカレー定食などなど・・・。「北海道のたこ焼きで勝負を賭けに来た」というおじさん達も一本勝負は厳しく、最近いろいろレパートリーを広げているようだ。自営業は甘くない。四苦八苦しているのであろう。
私が「いよいよランチですか。頑張りますね。ランチ営業まで始めると大変でしょう」と話かけると、おじさんは「いや〜昼頑張ると夜来てくれますから。その壁見てくださいよ。焼酎のボトルキープなんですけど、この前100本超えたんですよ。1本1500円なんで幾らも儲かりませんが、常連さんがしょっちゅう顔出してくれるのは嬉しいですね。今、仕事が楽しいんですよ」と答えた。多少余裕が出来てきたのか以前より言葉数が増えた。おじさんも一生懸命頑張っている。
★私がアメリカンフットボールのコーチを務める富士通フロンティアーズがリーグ戦序盤3戦を3連勝で終えて、いよいよ終盤に入る。ここからが勝負。
「いい準備をして試合に臨む。そして練習してきたことを発揮する」楽しい季節である。
駆け足で最近のご報告でした。
]]>シーズンインhttp://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=912008-09-16T21:10:30+09:002008-09-16T12:11:20Z2008-09-16T12:10:30Z私がアメリカンフットボールのコーチを務める富士通フロンティアーズが14日に緒戦を迎え、60−14で勝利を収めた。日本一を目指しての戦いが始まった。
スコアだけ見れば大勝ではあるが、非常に課題の多いゲームである。とても頂点を目指しているチームだと言える...yanagiseitai
スコアだけ見れば大勝ではあるが、非常に課題の多いゲームである。とても頂点を目指しているチームだと言えるような内容ではない。確実に得点できる決定的な場面や確実に相手ランナーを仕留められる場面で決められない。そして凡ミスが発生する。なかなか思い通りにいかない。
「勝てるチーム」を作るのには妥協のない厳しさが必要である。強豪チームとしのぎを削る、のるか反るかのゲームではほんの小さなことが勝敗を分けていく。相手よりも一歩早く反応できたか、相手よりも10cm低く当たれたか、ボール一つ分外側にパスをコントロールできたか、自分の手にボールがまさに収まるその瞬間までボールから目を切らない・・などわずかな違いが大きくゲームの流れを変えていく。そんな細かいことにこだわりを持って日々練習し、試合に臨まねばならない。試合での不注意な凡ミスなどは論外である。まだまだ甘いということがよくわかる試合であった。
昨年の決勝で惨敗して「勝てるチーム」になって、みんなでもう一度決勝の舞台に戻ってきたいと心底感じた。この思いはどうしても遂げたい。今が正念場、妥協なく強い意志を持って引き続き指導していかねばならないと感じている。
]]>Y社長http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=902008-09-01T15:34:27+09:002008-09-01T06:37:20Z2008-09-01T06:34:27Z日本バスケットボールのスター・田臥勇太が日本バスケットボール界に帰ってくる。
日曜日夕方の各局のニュースで、田臥選手が今年JBL1部に昇格した新興チームの「リンク栃木ブレックス」と2年契約を結んだことを報じていた。
私はすぐにY社長の携帯にお祝いの電話を...yanagiseitai
日曜日夕方の各局のニュースで、田臥選手が今年JBL1部に昇格した新興チームの「リンク栃木ブレックス」と2年契約を結んだことを報じていた。
私はすぐにY社長の携帯にお祝いの電話をした。Y社長は「リンク栃木」の球団社長である。
Y社長は私の5つ下のリクルートの後輩で3年ほど共にプレーし、私がコーチになってからは私が担当していたポジションのリーダーとして、当時新米コーチだった私を支えてくれていた。現役引退後はコーチを経てチームのフロントに入り、チームの運営に力を注いでいた。5年ほど前に、フットボールチームを卒業して、スポーツビジネスの世界に進んで行った。
今年の春先、私はY社長と月島のもんじゃ焼き屋で呑んだ。久しぶりに会うとY社長は中田英寿が昔流行らせた「ショートモヒカン」がとんでもなく失敗したような変な髪形をしていた。中途半端に髪が長くて、イカの頭みたいな大きな三角形が頭頂部に乗っている不自然な髪形であった。本人も多少気にしているのか、私が何も言っていないのに「栃木のカリスマ美容師に切ってもらっています」と制してきた。どうやら栃木の小さなコミュニティーにすっかり溶け込んでいるようで地元の理髪店のおじさんの厚意を断れず、安く散髪してもらっているみたいである。呑みながら暫く彼の近況を聞いていても、話の節々に彼が地元に入り込めている様子が伺え、栃木の町にフランチャイズチームを根付かせるべく頑張っている彼の姿が目に浮かんだ。
Y社長は昔から自分が掲げた目標・夢に対する思い入れが強く、またそれを達成すべく本当によく勉強し、よく働く。フットボール卒業後はスポーツビジネスの本を執筆したり、スポーツビジネスセミナーの講師を務めたり、ラグビー、サッカーなどの有名チームから組織活性化の研修プログラムを受注してスポーツチームのコンサルティングみたいなことをしていた。そして3年ほど前から実際に日本一のチームを一から立上げ、経営するというミッションに挑戦していた。Y社長には全く経験のないバスケットボールであった。
そのとき、そのときを頑張っていると運が開けてくるのであろう。
今年初めにY社長が新しいヘッドコーチを探しているときに、運よく元能代工業監督・加藤氏の招聘に成功した。Y社長がとあるスポーツビジネスセミナーの講師を務めた際に加藤氏とご一緒したのがそもそもの縁らしい。公立高校教員の有名監督がプロのコーチに転身するということでこれもちょっとしたニュースにはなっていた。
真剣に一生懸命やっているといろんなことが繋がってくるのだと私は思う。特に40歳過ぎてからよく経験するのだが、思わぬ場面で過去に何か仕事をした方とつながったりもする。Y社長がスポーツビジネスの第一線で頑張っていなければ加藤ヘッドコーチには繋がらなかっただろうし、高校時代の恩師がいなければ田臥選手を獲得できたかは疑問である。「田臥獲得」はY社長がそのとき、そのときを一生懸命に生きてきた結果、行き着いたものであろう。
さて舞台も、役者も揃った今年、Y社長はシーズンインが待ち遠しいことであろう。とはいえ新参チームがすぐに勝てる程JBL1部も甘くはないだろう。厳しい戦いが始まる。
頑張れY社長!
大願成就の暁には月島一のもんじゃ焼き屋「しげ留」で気を失うまで呑みましょう!
]]>休http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=892008-08-20T01:34:12+09:002008-08-19T16:34:12Z2008-08-19T16:34:12Zすいません、お休みです。yanagiseitai夏合宿http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=882008-08-14T22:14:43+09:002008-08-14T13:16:22Z2008-08-14T13:14:43Z毎年夏のこの時期になると合宿がある。もう20数回目か・・・。
私が所属するアメリカンフットボールチーム富士通フロンティアーズは盆の時期に前後半に分けて3日間×2回の合宿を行う。選手が過労から故障するリスクの少ない素晴らしいやり方である。先週末に1回目の...yanagiseitai
私が所属するアメリカンフットボールチーム富士通フロンティアーズは盆の時期に前後半に分けて3日間×2回の合宿を行う。選手が過労から故障するリスクの少ない素晴らしいやり方である。先週末に1回目の合宿が終わった。
同じ合宿でもチームの状態、置かれている状況によって内容は変わる。
昨年の今頃は、開幕2戦目の強豪チームを倒すことに全てを賭けていた。相手を研究して特殊な戦術を用意して、その一戦に向けた準備に明け暮れていた。目の前にわかりやすい目標があればやりやすい。「打倒・・・」という間近に迫った目標は暑さに負けそうな時の発奮材料にもなるし、自分のプレーが近々に当たり合う相手に対して通用するのか?という意識を持ちながらプレーするのはモーチベーションを高く保ちやすい。但し、戦術の確認に時間が取られ、基礎練習に時間を割きにくいデメリットがある。
一転して、今季のリーグ戦では我々は下位のチームから対戦していく。そしてシーズン後半から一気に強豪との対戦が始まる。この日程の場合、じっくりとチームの基盤を作っていけるメリットがある。徹底的に自分達の課題を潰して、基本練習を繰り返して身につけられれば「本物の強さ」を作り上げていける。理想的なチーム作りとも言える。しかしその反面、大いに気をつけねばならないことがある。後半戦を意識して、のんびりと何となく練習していると取り返しのつかないことになる。慢心ともいえる。下手をすれば下位チームにアップセットをされたり、強豪に2タテを喰らったり、あっけなくシーズンが終わる。
さて明日から2回目の合宿。
発展途上のチームだから課題がたくさんある。妥協なく一つずつ解決していかねばならない。また真剣勝負の季節が始まる。頑張ろう
]]>6周年http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=872008-07-29T20:39:15+09:002008-07-29T11:40:17Z2008-07-29T11:39:15Z柳治療院が6周年を迎えた。
6周年記念日の昨日、通勤中の山手線で「もう6年か・・」などと考えていた。ぼーと座っていた私の視線の先には乗車口の上に設置された液晶のテレビがあった。天気予報、ニュースあるいは料理教室やゴルフ講座などが良く流れている。この日...yanagiseitai
6周年記念日の昨日、通勤中の山手線で「もう6年か・・」などと考えていた。ぼーと座っていた私の視線の先には乗車口の上に設置された液晶のテレビがあった。天気予報、ニュースあるいは料理教室やゴルフ講座などが良く流れている。この日はたまたま相田みつをさんの詩を紹介する企画が流れていた。私はこの人の詩が好きである。すごく端的に人生の真理に触れていることが多い。今回はこんな詩を紹介していた。
「なまけるとこころがむなしい、一所懸命になると自分の非力がよくわかる」
真剣に生きている人の心境をさらっと語った良い詩である。思わず頷いていた。自分が非力だと謙虚に受け止めて頑張っていると知らないうちに凄く力をつけていることがスポーツの世界でもよくある。一方、自分の力を過信すると知らないうちに衰えたり、自分が怠けていることやそれに伴う虚しさなどにも疎くなるのであろう。
6年間同じ仕事を続けてくると、当然慣れて来るし、6年前よりもいろんなことが理解できたり、いろんなことが繋がってきたりする。しかしそれらはまだまだ本当に些細なものでしかない。6周年記念の朝に「謙虚に頑張っていけ」という訓示を受けたような気分になった。
日々精進。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
]]>挑戦http://yanagiseitai.jugem.jp/?eid=862008-07-22T12:24:27+09:002008-07-22T03:24:27Z2008-07-22T03:24:27Z苦しい挑戦が続いている。
「自宅のエアコンを一切使わずにひと夏を越す」という企画である。「今日はもーあかん」と何度か断念しかけたが、エアコンのリモコンの電池を抜いている。暑さに負けて、勢いで「ピッ」とスイッチを入れてしまわない配慮が必要だ。
連日、激...yanagiseitai
「自宅のエアコンを一切使わずにひと夏を越す」という企画である。「今日はもーあかん」と何度か断念しかけたが、エアコンのリモコンの電池を抜いている。暑さに負けて、勢いで「ピッ」とスイッチを入れてしまわない配慮が必要だ。
連日、激しく汗をかいている。本当に暑い。食事中も大粒の汗が額をつたう。自宅内で何か軽作業でもしたら大変なことになる。先日通販で買ったオシャレな棚を組み立てていた。作業開始直後より全身から滝のように発汗してオシャレ棚にボトボトと汗が滴り、完成時には透明のアクリル板が汗でべとべとになっていた。「こんなに汗かきだったかな・・」と感じるが、汗腺が著しく活性化しているようだ。
夜は当然寝苦しいが、昔ながらの扇風機が活躍している。1時間タイマー、首振り設定である。蒸しかえるような暑さで夜中に目が覚め、もう一度タイマーをかけて凌いだりしている。朝起きるとTシャツはスポーツ後のようである。
「こんな挑戦に意味があるのか・・・」といえば、大ありである。
体の倦怠感がなく、体調がすこぶる良い。そして減量などしていないのに2kg程絞れている。また精神力が鍛えられるという副産物も多少ある。
今から2000年ほど前に編纂された「黄帝内経」という東洋医学の礎ともいえる古典がある。その中に四季の変化に対応した生活の仕方を説いた「四気調神大論篇」という東洋医学の世界では有名な一説がある。春は自然界のエネルギーが満ち溢れているので散歩をして「気」を取り込めとか、秋は木の葉が散るように自然界のエネルギーが減少してくるので体の中にある「気」を失わないように穏やかに過ごせなど。「読書の秋」と言われるのもここに由来するのかもしれない。
その中で夏は暑さを嫌がらずに、体を動かして体の中にある「気」を発散しろとある。「気」を発散すべき時期なので早く起きて、多少夜更かしをする位の活動的な生活がいいと説いている。そして適切でない季節の過ごし方をすると体を壊すと締めくくっている。
確かに治療院で患者さんとお話をしていると、職場のエアコンで体調を崩してしまう方が多い。逆にエコに配慮して弱冷房設定の職場に対して「暑くて仕事にならん」とぼやく友人はいるが、元気そうである。
さあ梅雨も明けて夏本番!みなさんもクーラーの全くない生活を試してみませんか?
「死にそうだった」等のご意見お待ちしております。
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