柳治療院が6周年を迎えた。
6周年記念日の昨日、通勤中の山手線で「もう6年か・・」などと考えていた。ぼーと座っていた私の視線の先には乗車口の上に設置された液晶のテレビがあった。天気予報、ニュースあるいは料理教室やゴルフ講座などが良く流れている。この日はたまたま相田みつをさんの詩を紹介する企画が流れていた。私はこの人の詩が好きである。すごく端的に人生の真理に触れていることが多い。今回はこんな詩を紹介していた。
「なまけるとこころがむなしい、一所懸命になると自分の非力がよくわかる」
真剣に生きている人の心境をさらっと語った良い詩である。思わず頷いていた。自分が非力だと謙虚に受け止めて頑張っていると知らないうちに凄く力をつけていることがスポーツの世界でもよくある。一方、自分の力を過信すると知らないうちに衰えたり、自分が怠けていることやそれに伴う虚しさなどにも疎くなるのであろう。
6年間同じ仕事を続けてくると、当然慣れて来るし、6年前よりもいろんなことが理解できたり、いろんなことが繋がってきたりする。しかしそれらはまだまだ本当に些細なものでしかない。6周年記念の朝に「謙虚に頑張っていけ」という訓示を受けたような気分になった。
日々精進。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。